来る保険金殺人北詰の荒れる刑事法廷が愉しみ


小学生の社会見学として裁判所の刑事法廷を見学したことがある、窃盗事件で法廷に立たされた被告人の姿を鮮明に覚えている。しかし推定無罪からも、この社会見学には人権を無視して小学生にはそぐわない。

法廷見学するならば演劇で、「適正な法の手続き」を学ぶべきだ、来る保険金殺人事件の北詰法廷では荒れる刑事法廷が見られる、これは愉しみなり

 

会場は、舞台上にスクリーンと証言台等があり、舞台下客席部分に、裁判官3名と、当日の参加者からくじ引きで選ばれた6名の裁判員が並ぶ。その9名の後ろに観客席があり、裁判官、裁判員と同じ目線で舞台を見ることになる。

 扱う事件は、都内大田区で起こった強盗殺人事件。被告人の佐瀬研一は、借金に追われ、かつて勤務していたホリカワ機械を訪れて経営者の堀川秀男に借金を申し込んだものの、拒絶された。被告人は、事務所の机の中にはいつも数万円の現金が置かれていることを思い出し、それを盗もうと決意した。深夜、ホリカワ機械の事務所に侵入し、金を探したが、秀男に見つけられた。被告人は、持っていたナイフで秀男を刺し殺し、さらに、物音に気付いて事務所にやってきた秀男の妻・良子にも見つけられ、良子まで刺し殺した。この後、被告人は、引き出しにあった12万円入りの封筒を奪って逃走した。

 

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