未解決保険金殺人北詰淳司


何れにしろアツシは幼年期より粗暴低能な問題児であり、傷害罪の前科がある、まともな教育もされず正業も無く女のヒモとなって徒食をしてきた、しかし人生も五十となり、一回り上の女も稼ぎが望めず、それなら女・八田秀子の生命保険を目的に毒殺を計画、板金手伝い時代にくすねた手元のシアン化合物の致死量が判らず、体調異変となった彼女は病院に駆け込んだ、この一週間後に亡くなり死因検死はされなかった。

内縁関係故に八田さんの預金・家財などの正規な相続は出来ないが、口が巧いアツシは拐帯して、八田さんの生命保険金も受け取っている、この手口と金額は情婦の高畑麗子には話している、だから高畑を提訴して一年半が過ぎても未だ立川支部は弁論開始に至っていない。
では、詐取した八田さんの生命保険金は如何ほどであったか、取り立てに苦しんでいたサラ金の借り入れ金は数百万、新車購入等の当面の生活等を試算すると二千万程か、これでは5年程で費消してしまう、そこで北詰に法律相談をしてきた市原の女性資産家・河野に近づき、河野宅の家政婦の器物破損等を金銭解決して、河野の長年の住宅欠陥問題を一千万で和解解決する非弁行為をした、これには巫グループの大高・橋本が協力しているが、北詰は自分に払えと暴行事件になった。
なお北詰は、この河野の豪邸に移住を要求、しかし彼女の長男は猛反対、これに北詰は長男の会社や五井駅前で嫌がらせ街宣をしている、こんな男に関わった資産家河野にも落ち度はある