背筋をしゃんとして
by サミーハ・アルカシーム
背筋をしゃんとして わたしは歩く。
頭をもたげて わたしは歩く。
わが手には オリーブの枝と鳩をたずさえ、
わが肩には しかばねをかついで
そうやって わたしは歩く。
わが心は 満月の赤味たっぷり、
わが心は 庭、
茨の甘紫蘇のかおりでいっぱい。
わが唇は 雨降らす空のように
いま 火について、また愛について……。
そうやって わたしは歩く……わたしは歩く。
背筋をしゃんとして
背筋をしゃんとして
by サミーハ・アルカシーム
背筋をしゃんとして わたしは歩く。
頭をもたげて わたしは歩く。
わが手には オリーブの枝と鳩をたずさえ、
わが肩には しかばねをかついで
そうやって わたしは歩く。
わが心は 満月の赤味たっぷり、
わが心は 庭、
茨の甘紫蘇のかおりでいっぱい。
わが唇は 雨降らす空のように
いま 火について、また愛について……。
そうやって わたしは歩く……わたしは歩く。
背筋をしゃんとして